

紅茶の発祥については明らかではありませんが、中国で作られた緑茶・烏竜系の茶が17世紀にヨーロッパに伝えられ、特に烏竜系の茶が人気を呼び、買手の嗜好に合わせて烏竜をさらに醗酵を進めているうちに完全醗酵の紅茶が作りあげられたということです。
この目新しい飲み物は特にイギリスで熱狂的に受け入れられました。はじめて茶を商品として扱ったのは喫茶店の前身ともいえるコーヒーハウスですが、貴族の社交場としてのコーヒーハウスがやがて大衆化し一般社会に浸透していくと、紅茶も家庭の飲み物として食料品店で売られるようになりました。当時ヨーロッパの茶の輸入はすべて中国に依存していましたが、イギリスの海外経済政策の発展により、19世紀にはインド、セイロンに大規模な茶園経営が始まって現在に至っています。

日本では緑茶の歴史が古く茶道という独特の文化を生み出しましたが、紅茶の歴史は新しく、ヨーロッパ風に変えられた紅茶の飲み方が西欧文明の一部として明治中期に伝えられました。 その後原料紅茶の輸入が長い間外貨割当てで制限され、昭和46年6月にやっと紅茶の輸入が自由化され、生活の洋風化などの紅茶ブームやティーバッグの普及などで、今や日用飲料として大きく発展しています。
ティータイムとは「紅茶を楽しもう」と思った瞬間から始まります。カップを温めたり、ポットでじっくりむらす時間も、世界の紅茶好きがおいしい紅茶と「くつろぎ」を求めて大切にしてきたひとときなのです。さあ、あなたも今日から紅茶通。ティータイムを楽しく演出してみませんか。

紅茶のグレードとは、葉の大きさや形状(外観)の違いを示すものです。大きく分けると三つになります。
紅茶のグレードは、紅茶の品質(風味の等級)ではありません。紅茶の大きさによって、ブレンドをしやすくしたり、抽出時間のばらつきを少なくするためにグレード分けがされています。
葉をカットしないで、そのまま使用するタイプ。茶葉が開くのに時間がかかるため、ゆっくり抽出しなくてはなりません。
| Souchong(スーチョン) | 太くゆるやかにもまれた葉 |
| Pekoe Souchong(ペコー・スーチョン) | 太く短くもまれた葉 |
| Pekoe(ペコー) | ゆるやかに長くもまれた葉 |
| Orange Pekoe(オレンジ・ペコー) | 堅く細長くよくもまれた若い葉茎、最上級 |
茶葉をねじる段階で細かく切断したタイプ。細かいため、短時間で濃く出ます。
| Broken Pekoe(ブロークン・ペコー) | 細かく砕かれたP型 |
| Broken Orange Pekoe (ブロークン・オレンジ・ペコー) |
細かい芽先とO.Pの砕かれた葉、日本で使用されているほとんどがこのタイプ |
| Broken Tea(ブロークン・ティー) | やや軽い葉の砕かれたもの |
ファニングスは、ブロークンより細かい(1-2mm)ので抽出時間はさらに短くなります。ダストは、粉状の茶葉で、どちらもティーバッグ用として用いられています。
| Fanning(ファニング) | 粉茶 |
| Dust(ダスト) | 細かい粉茶 |