Tea Story 読めばきっと好きになる紅茶のお話

2013.02.01

日本人にもお馴染みのハロッズ

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イギリスの老舗高級百貨店といえば「ハロッズ」。イギリスに行かれたら足を運ばれる方も多いと思いますが(私は1階の食品・土産物売り場をちょこっとのぞいた程度ですが)、今日はそのお話を少し。

小売店から焼け跡へ、そして高級百貨店へ。

(ハロッズ本店の外観。緑のおじさん邪魔・・・)

 

このハロッズですが、1834年に創業者チャールズ・ヘンリー・ハロッドがロンドンに食品雑貨の小売店を立ち上げたのが原点です。

1849年に現在の本店の場所に、紅茶の店頭販売が中心の食料品店を開いたのが歴史の始まり。(1849年って、黒船が日本に来る4年前)

その小さな食料品店を当時20代だった息子が引き継ぎ、香水や文具、医療品、青果など様々な品を扱うようになってどんどん拡大していったそうです。(やるな、2代目)

順調な経営だったのですが、1883年12月の火災で店舗のほとんどを消失してしまい一時は苦戦。

その後同じ場所に新店をオープンさせ、それが成功して英国王室や有名俳優などを顧客とするまでに発展し、現在の高級百貨店とよばれるハロッズが生まれたそうです。

1889年に株式会社となり、「全てのものを、全てのお客様へ、どこへでも」という言葉を企業理念として掲げ、その一貫した企業ポリシーは今も変わらないそうです。

やはり何があってもぶれないことが信頼され、愛され続ける秘訣ですかね。

歴史的エピソードの数々。

ハロッズにまつわるエピソードは沢山ありますね。

元俳優で米大統領のロナルド・レーガンがアメリカの州知事だった時、「象を届けてほしい」とハロッズに注文して、本当に象を出荷したとか?

(・・・てか無茶言うな、レーガンさん。そっちにびっくり。)

くまのプーさんのモデルとなったファーネル社製のテディ・ベアは、作者であるA.A.ミルンが息子のためにハロッズで買って、1歳の誕生日にプレゼントしたもの。

そして、大阪では老舗の阪急百貨店のロゴマーク、これはハロッズのロゴを真似て作ったって話は有名ですよね。

 

全くの余談ですが・・・「百貨店」の呼び方、関東の方ではデパート、関西では百貨店と言う人が多いって聞いたことがあります。

(確かに周りはみんな百貨店と言ってる気がする)

私は元々は関西人ではありませんが、今はすっかり「百貨店」派。

時々関東の友人に百貨店というと、「なんか古臭い」って笑われます。

逆に関西人からしたら、デパートって言われると気取った感じに聞こえるかも(笑)
最後こんな締めですいません。

オシャレな店内。

せっかくなのでハロッズ本店の店内で撮った写真を数枚載せておきます。

↑この紅茶売り場配色が、かわいすぎてたまりませんでした。

↑もう何ですかね、全てがオシャレでテンション上がります。

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