Tea Story 読めばきっと好きになる紅茶のお話

2012.12.18

セイロン紅茶の旅日記:【第八回】包装

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さて、紅茶の製造の最終段階、包装です。

昔は、Chest チェストと言って前回のグレーディングの写真中にあるような木箱に詰めていました。現在は内側がアルミ蒸着してあるPaperbagです。
木箱はダージリンかアッサムの上級品位にしか使っていません。
しかし日本では昔の木箱を知っている業者で、木箱にこだわる人もいるようです。
(木箱を作る職人が減ったこと、樹木の伐採が環境破壊につながることから、コストが高くつくようになり、大量生産のアルミ蒸着紙袋が殆どです)

重量

紅茶のサイズによって、同じ大きさの袋でもTGFOP の様な嵩(かさ)張る茶葉は、36kgs net 位しか入りませんが、BOP, BOPFなどは50kgs 以上詰めます。

以下の写真の包装が最終製品となります。この包装で海外に輸出されます。

53kgs 入りのBOPF ( Broken Orange Pekoe Fannings ) 紙袋 (Nuwara Eliya のペドロ茶園 Lovers Leap ブランド茶 )

53kgs 入りのBOPF ( Broken Orange Pekoe Fannings ) 紙袋 (Nuwara Eliya のペドロ茶園 Lovers Leap ブランド茶 )

Dimbula Dust 60kgs 入り紙袋。 セイロン Somerset 茶園。

以上で紅茶製造のおおよその工程はご理解いただけたかと思います。工場、産地によって様々な機械、経験がありますが、基本は最初に述べた8つの主要工程でなりたっていますので、各工程の役割、目的を理解出来ればそれほど難しい事でもありません。

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