Tea Story 読めばきっと好きになる紅茶のお話

2014.03.31

セイロン紅茶の旅日記:【2013編 第2回】 セイロンの英国風ホテル

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セイロンの猿

写真はディンブラ茶園に向かう山の街道沿いで見かけた猿です。日本の猿とどこが違うか分かりますか?
先ず、頭の髪の毛が平らで、真中から分けているように見えます。そして耳が黒いのです。猿は日本の観光地で見かけるように、人間からの食物を得ようと待ちかまえているのです。私たちは一切無視しましたが、中には野生の猿に餌を与える人もいるのですが、これは猿が自分でえさを獲得し、自分で自然の中で生きる力を「削ぐ」事にもなり、かつ猿を「増長」させ、挙句に人間を襲うことにもなりかねません。皆さん!野生の猿は見るだけにしましょう。

茶樹の根について

茶樹の根は、深根性で、「樹高の3倍位伸びている」と聞いていましたが、見たのは始めてです。写真は、ヌワラ・エリヤに行く途中で見たものです。多分大雨でがけ崩れあり、根が露出したものでしょう。画面上の茶樹の樹高と比べても3倍以上は有りそうです。樹高は人間の手で低く抑えられていますが、根は長い間にここまで伸びるんですね。

ヌワラ・エリヤのHill Club (Hotel)

このホテルの歴史は1876年創立ですから、137年となります。
写真でも分かる通り、外側は「石造り」です。これは当時まだコーヒー農園があったころ、農園主たちが故郷の英国を思い、セイロンで国を偲ぶために造られたと言います。その為外観、内装も「英国風」で溢れています。
筆者が2003年に宿泊した時は、コロンボ市内では盛夏で、暑かったのですが、ここに泊まった時の夜は、従業員が「湯たんぽ」を持ってくるほど寒く、室内の暖房は他に電熱器があるだけでした。これはいまも変わっていませんが、水回り(バス、トイレ、洗面所など)は綺麗に今風のホテルの様に改装されてまずまずの泊まり心地でした。宿泊費は朝食、夕食込みで約10,000程度で近くのグランド・ホテル(約¥17,000 ) とは大違いです。但し、今もって英国の矜持を保つためか、夕食は男性のドレス・コードは「ジャケット+ネクタイ」でした。一度泊まってみる価値は有るでしょう。
周りの景色は非常によく、近くにゴルフ・コースもあり、スリランカの夏の宿泊地にお奨めです。

ランブータン

右下のとげが有る果物が「ランブータン」です。中身は「ライチ」に似ていますが、ライチ程味は濃くありません。割合さっぱりとした味です。とげは柔らかく、簡単に指で皮が剥けます。コロンボから茶園に向かう道路端で店の軒からぶら下げて売っています。
価格は不明ですが、おそらく高くは無いでしょう。
但し、セイロン市民には高級果物で普通に食べられている訳ではないようです。

カッタ・サンボール(Katta Sambol)

スリランカの料理を食べる時に頼めば持ってきてくれる。玉葱+トウガラシ+調味料で出来ており、筆者も「南インド料理」を食べる時少し付けてたべたところ、最初は殆ど辛くは無かったが、しばらくするとトウガラシの辛みが広がり、「往生した」。

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