Tea Story 読めばきっと好きになる紅茶のお話

2013.02.05

紅茶の国から:もうすぐバレンタインですが・・・・

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日本だと、2月はまだまだ冬!というイメージですが、英国では寒いながらも、少し勢いのある日差しのある日が多くなって、何となく空気が春めいてくるのを感じます。

まだまだ木々に葉は出てきませんが、私は冬の間の、このレース編みのような細かい枝振りが結構好きです。何となく、英国らしいゴシックな雰囲気が‥‥(そういうイメージでいいのか?)
因みにこれらは、プラタナス(スズカケノキ)です。

さらに日本では、そろそろお店はバレンタインデー商品一色になっている頃でしょうか?
英国でもそれなりにありますが、日本のように、女性から男性へ、とは決まっておらず、恋人や親しい人に贈り物をします。
そして、チョコレートを送るようになったのは英国のキャドバリー社が発端だと言われますが、残念ながらチョコばかりでもありません。
お花やシャンパン(ピンク)の辺りが結構多くて、その他、ワイン、アメニティ、マグカップ等、様々です。

場もそれ程大きく取られず、早めのイースター商品に押され気味(笑)

さてここからは、前回に続き、紅茶の入れ方の私的雑感を。

おそらく、日本と一番違うのではないか、思う部分はお湯の沸かし方です。
英国でお湯を沸かすのは、完全にケトルのお仕事です。日本でも使われている方は少なくないでしょうが、英国ではほぼ100%の普及率で、ウチもそうですが、ヤカンを持っていないお宅は多いと思います。

なぜなら、圧倒的にケトルで沸かす方が早いんです!

今は日本のケトルも随分早くなったと聞きますが、何年も前の私の印象では随分時間がかかるものだと感じていました。
ところが、英国で使ってみると早い!あっという間!一番安く売っているような1000円前後くらいのケトルでも、マグカップ1杯分(300ccくらい)なら1分です!
お茶を入れる時のお湯を沸かす時間って、結構手持ちぶさたで中途半端な時間じゃありませんか?それが、全くそう感じないんです!

原因はおそらく、ケトルの性能ではなく、電圧が240ボルトだという事。(日本は100ボルト)
これ、かなりでかいです。特にキッチンに立つ身としては、お湯が沸くことだけでなく、電気オーブンがすぐに熱くなるのも素晴らしい! 日本では予熱時間が鬱陶しくて、ほとんどオーブンを使わなかった身には画期的でした。
以前、「無理は承知で日本に持って帰りたいモノ」の事を書きましたが、2つめはこの240ボルトの電圧だったりします。
今、書きながら気がつきましたが、キッチンで、電気オーブンとケトルと電子レンジと炊飯器を同時に使っても平気っていうのも凄いことですよね‥‥ブレーカーどうなってるんだろう‥‥。
但し、電気代は決して安くありません。正確な比較は出来ませんが、私的感じとしては日本より若干高い気がします。

閑話休題。

それで最近、ロンティーさんの美味しい紅茶の入れ方を拝見するにつけ思うことは‥‥。
ケトルを使う時って‥‥必ず水をその場で汲むし、すぐに沸くのでその場で待つ事が苦でなく、カップの方の準備をしてケトルのすぐ横で待ち、パチンとスイッチが上がったと同時にまだグツグツいっている位のお湯を注ぎます。それ程、気にするでなくこれらの動作がすすむのですが‥‥結構、美味しい紅茶の入れ方の条件、満たしてますよね?

(ロンドン特派員)

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