Tea Story 読めばきっと好きになる紅茶のお話

2013.03.04

紅茶の国から:ロンドン郊外のホテルでアフタヌーンティー

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さて、初めて(!)紅茶のお店にふさわしい話題で、先日行ってきたアフタヌーンティーをご紹介します。

行ったのはロンドン郊外、ライスリップ(Ruislip)という場所にあるThe Barn Hotel 。 チューダー様式の建物を利用していて、派手さはないけど英国らしい趣のあるホテルでした。
こちらがティールーム。奥に少し見えているのはバーです。

私たちは平日の比較的早い時間に入ったのでまだ誰もいらっしゃいませんでしたが、帰るときには8割方席が埋まっていました。

さて早速、やってきたスリーティアーズはこちら。

まず感じたのは‥‥スコーンでかっ!!
いや、ある意味すごく素朴で洒落てない所が、私なんかは好感持っちゃいますが。
味はどちらかというとパンに近い雰囲気で中はしっとり、そして全体に食べ応えのあるタイプでした。
スコーンの中央に、アイスか何かのようにどっかり盛られているのはクロテッドクリームです。いやもう‥‥ホント美味しいんですよ、これ。
クロテッドクリームは生クリームとバターの中間の様なものです。
ちょっと脂肪分に注目すると、ホイップクリームは36%くらい、そしてこのクロテッドクリームは、60%(!!!)
私、一時このクロテッドクリームにはまり、1ヶ月でジーンズが全て入らなくなった経験があり‥‥非常に危険な食べ物です。
それ以来、家では食べるのをやめ(お客さんが来たときは別)その代わり、外で食べる時は躊躇せずたっぷりつけるっ!
この日も、この大量のクロテッドクリームを一人分、しっかり食べきりました!

次に、サンドイッチ。
だいたい定番なのが、キュウリ(&バターだけだったり、クリームチーズだったり)、卵(いわゆるゆで卵をマヨネーズで和えた物)、スモークサーモンで、ここもそれらプラス、チーズのサンドイッチがありました。

因みに、キュウリのサンドイッチというのはヴィクトリアン時代に貴族の間で流行ったものだそうで、自分の農園を持っているようなお金持ちでないと、新鮮なキュウリをパンに挟んで食べるなんて事はできないため、これが贅沢だったとか。
さらに横道ですが‥‥日本のキュウリでこのキュウリサンドをイメージすると若干違います。
何故なら、英国のキュウリは大きい!だいたい、サランラップ(30センチ)くらいの大きさがあります。これの皮を剥き、縦に厚めにスライスして挟んであるので、歯ごたえは少なく、柔らかいけど瑞々しい感じです。
私はこの大きなキュウリ、やはり大味で好きじゃないのですが、サンドイッチに関してだけは‥‥割とはまりました(笑)

最後にペストリーですが、ここのものは手の込んだケーキなどではなく、小さくてシンプルなマカロンやエクレアといったものと、フルーツがのっていました。基本的になかなかケーキ類まで美味しく頂けないことが多いので(大抵そこまでに、お腹いっぱい、甘いものにも胸焼け気味になる)これはこれでOKでした。

それと、ここのお皿の並べ方はちょっと変わっています。通常、スリーティアーズは下から、サンドイッチ、スコーン、ペストリーになっています。そして、下から食べるというのが一応順序な訳ですが‥‥何故でしょう?やっぱりこの大きなスコーンがうりなのかな?

紅茶は、トワイニングのイングリッシュブレンド、もちろん、ティーバッグでしたー。(最も、有名ホテルのアフタヌーンティーでも、以外とティーバッグの所はあります)

お値段は一人12ポンド、税サービス込み! シンプル&お得で、満足なアフタヌーンティーでしたv

(ロンドンより)

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