Tea Story 読めばきっと好きになる紅茶のお話

2012.12.04

紅茶の国から:コクがあって少しクセもある英国のミルク

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週末のロンドンは氷点下の日々でした。ついに本格的な寒さ到来な様です‥‥。 公園の芝生や落ち葉は霜が降りて白くなり、朝日があたるとキラキラ光ってとても綺麗でした。

因みに、こちらの芝生は冬でも鮮やかな緑色をしています。‥‥但し、気安く足を踏み入れると土がドロドロで大変な事になります。

ロンドンの冬の気候を日本と比べると、気温に関しては東京や大阪とほとんど違いません。緯度が北海道より高いことを考えると、ああ、暖流の威力って凄いんだな~と感じます。(西岸海洋性気候‥‥でしたっけ?)
日本との大きな違いは湿度が高いこと。日本の冬って、寒いけどカラッと晴れて乾燥に気をつける様な気候ですよね。一方ロンドンは、寒くてどんより曇ってジメッとしています‥‥カビは夏ではなく冬の季節ものなのです!
とにかく、冷たい空気に重みがあって、外にいると足下からの冷えが応えます。それと、晴れることが少ないせいもあり、昼間もほとんど気温が上がることがなく、朝より昼の方が寒く感じることも多いです。

ただ、家の中はセントラルヒーティング(壁の中にパイプが通っていて、各部屋のラジエターへお湯を回す)で全体がとても快適に暖かく、例えば、朝起きた時、寒くて布団から出られないっ!というような事もありません。(因みに私の、三大「無理は承知で日本へ持って帰りたいもの」の1つはこのセントラルヒーティングです。‥‥他の2つはまた追々。)

さて今回はミルクティーには欠かせない、英国の牛乳についてふれてみます。
まずは恒例(?)のスーパーの牛乳売場から。

英国の牛乳は紙パックではなく、白いプラスチックボトルに入っています。売られている単位は未だに昔の英国の単位「Pint(パイント)」(約568ml)が使われており、1パイントから2、4、6パイントとあります。そして、写真にあるようにキャップやラベルの色で下記のように種類が分かれていて、これはどのスーパーでもメーカーでも同じです。

青ーWhole milk(Full Fat‥‥脂肪分3.5%)
緑ーSemi-Skimmed(脂肪分1.5 ~ 1.8%)
赤ーSkimmed(脂肪分0.3%以下)
(実際にWhole milkの成分表をみると脂肪は3.6%となっていました)

この写真は4パイント(2272ml)のもの。これでお値段は、だいたい1.30ポンドくらいなので、日本よりかなり安いです。因みに不思議なことに青緑赤、全て同じ値段です!

さて、「ミルクティーの国」の英国なのですが、一番売れているのは緑のSemi-Skimmed(シェア6割以上)です。つまり単純に考えると、多くの人が所謂、低脂肪乳でミルクティーを飲んでいることになるのかもしれません。

ここからはあくまで私見なのですが。 日本の牛乳を長年飲んでいた身には、最初、英国の牛乳には非常にクセを感じました。よく言えば「コクがある」というタイプのものなのですが、やはり匂いがきつかったりお腹に重かったり‥‥という印象があります。牛乳を買うのは基本的に紅茶やコーヒーに入れる為なので、私はWhole milkを選んでいます。けれど、未だに一部のスーパーのものは、このクセの為に直接は飲めません。
Semi-Skimmedならどこのものでも大抵、直接でも飲めます‥‥思うに、Semi-Skimmedの方が日本の牛乳の風味に近いです。ただ、紅茶に入れるとなると、やはり私には物足りません。

因みに、生クリームなどの乳製品が日本より英国の方がコクがあって美味しい、というのは実際感じます。
おそらく、脂肪分だけでは判断できない、何か質の違いがあるのでしょうねぇ‥‥。

(ロンドン特派員)

 

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