Tea Story 読めばきっと好きになる紅茶のお話

2014.02.06

紅茶の国から:久しぶりの大型ストライキ

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相変わらず、雨の多い日々…。
グリーンのあちこちには池が出来て、まるで田んぼの様です。

綺麗な芝生に見えても絶対踏み込んではいけない危険地帯!

さて、ロンドンでは、今週来週と2週続いて大々的な地下鉄のストがあります。

この国の困ったことの一つは、ストライキが多いこと。
一番影響を受けるのは、やはり交通機関のストライキです。この3,4年は、休日1日だけだったり、地下鉄といっても一部だけだったり、と割と軽く済んでいたのですが、今回のは平日にどかん!です。今週と来週、水曜日と木曜日がまるっとかかる形で48時間ずつ、しかもほぼ全線の地下鉄のストライキ…。さすがに平日にこれだけまとめてやられると影響大きいです。
一応、セントラルロンドンまでの区間は間引き状態で動くようです。そして、もちろん代替バスはたくさん出るとは思いますが、地下鉄で運んでいた人数運ぶのは大変ですし、何よりバス停が人であふれて凄いことになっちゃいます。
今回のストライキは、いつものような賃上げ要求ではなく、駅に置く人員の削減方針の撤回だそうです。確かに、最近駅に係員がいない場所も多い様な…。利用者としても、駅に係員がいなくなってしまうのは困るので、このストライキには協力せざるを得ないか、という思いはあり…ます…。
とはいえ、通勤通学の方々は対応が大変!
…もっとも、案外、こちらの方はあっさりと休んじゃう人も多いです(汗)
それに引き替え、旅行者の方は本当に困りますよね。

他のストライキで日本からするとちょっと信じられないものに、学校の先生のストライキもあります。しかも色んな労働団体があるので、一部のクラスは休みになり、一部のクラスは通常通り、という事になったりもします。

因みにストライキが予告された場合、日本の様にぎりぎりになって回避という事はまずありません。英国では決行あるのみ!です。

今回はもう1つ、英国的日常ネタで。
日本では、今年もインフルエンザが流行っているような話も聞きます。このインフルエンザについて、英国はどうなのか。

こちらに来て、まず困惑したのは、子供も含め予防接種を全くしないことでした。(一部の高齢者や他の病気の方は受けます)
7年前とはいえ、日本では比較的、多くの人が予防接種をするようになっていた頃だったので、最初は戸惑いましたが、こちらに長く住んでみえる方に、「郷に入っては郷に従え」だよ、と言われ、私も予防接種はこちらに来てから一度もしていません。
じゃあ、インフルエンザが凄く流行するかというと、それがそうでもありません。・・・但し、詳しいことは分からない、というのが実情。
実は、英国では体がしんどかったり、熱が出たりしたら、休んで寝てなさい、というのが普通の治療法です(笑)医者にも、熱が出たくらいの理由で行くと、何で家で寝てないの?とほぼ追い返されます。つまり・・・インフルエンザだろうが違う風邪だろうが、対応は同じ。インフルエンザかどうか調べたりも、全くしません。

日本の場合「仕事を休んで寝ている」というのがかなり難しいのだと思います。仕事に支障がでる、周りに迷惑かける…といろいろと。でもその辺は、これまた英国たる所で、あまり気にしません(苦笑)

もちろん、その辺のゆるさは、この国の劣悪なサービスに響いてくるので…どちらがいいのか悩むところです。

(ロンドン特派員)

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