Tea Story 読めばきっと好きになる紅茶のお話

2013.02.08

アフタヌーンティーとハイティー

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今日はアフタヌーンティーのお話を少し・・・・。

アフタヌーンティーのはじまり。

日本でもホテルなどでアフタヌーンティーを楽しむことができますが(当店にもありますよ~!)この習慣が生まれたのは1840年頃。

ベッドフォード侯爵夫人という人が、当時オペラやクラシックコンサートなどを楽しんだ後の夕食までの間に空腹を満たそうと、 パンやケーキ、そして紅茶をメイドに用意させたのが始まりと言われています。腹ごしらえ的な感じでしょうかね。

その後、友人達を招待してお茶や軽食・お菓子をいただきながら会話を楽しんだり、マナーなどの高い知識も要求される社交の場として貴族の間に広がっていった・・・言わば上流階級の娯楽。これが、ヴィクトリア時代から続く伝統的なスタイルだそうです。

現代のアフタヌーンティー。

現在はもっと簡素化されてカジュアルスタイルになってきています。今は日本でも毎日お茶をたててお菓子をいただく人は少なくなりましたが、それと同じですね。

アフタヌーンティーでよく見かける3段のスタンドのお皿ですが、もともとは狭いテーブルや低いテーブルにも沢山並べられるように 使われていたものなので、広いテーブルで使うのは正式なものではないそうです。

夜に楽しむ「ハイティー」も。

ちなみに、日本ではあまり聞きなれませんが、「ハイティー」と言うイングランド北部とスコットランドでポピュラーな夕食を兼ねたお茶タイムも存在します。

ハイティーは、男性が仕事から帰宅した午後6時頃から、家族や友人・知人たちと、オードブルやちょっとしたお肉やお魚(手のかけないもの中心)、そしてクッキーやケーキ、パン、紅茶をいただくスタイル。アルコールも飲んだりするそうです。

そういえばかなり昔、シンガポールのラッフルズホテルでアフタヌーンティーを頼んだ事があるのですが、飲茶とシンガポールスリング(このホテル発祥のカクテル)もついていました。 飲茶はちょっと衝撃でしたけど、今思えば英国文化が混ざったシンガポール流ハイティーだったのかも・・・?

お茶から始まるご縁。

とにかくイギリス人にとって紅茶は欠かせない飲み物で、昔から愛されていたことがわかります。

お店にあった『メイドインイギリス 大図鑑』というものすごく古い本に、「お茶を飲みにいらっしゃいませんか?」と話しかけられたら、「あなたを友達として認めてもいい」の意思表示だと書かれていますが、今でもそういう感じで使われるんでしょうか?

ちなみによく言われている話ですが、京都で「ぶぶ漬けはいかがどすか?」と言われたら「そろそろ帰ってください」という意味なのでお気をつけ下さい(笑)←これ、京都の友人が「今時そんな事言うやつはおらん!」と完全否定していましたけど・・・。

当店でも、ご用意しています。

話が外れましたが、アフタヌーンティーはロンドンティールームのメニューにもありますので、恋しくなったらぜひお越しください!!


写真はイメージです(アフタヌーンティーのセットではありません)

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